IOS活用術 Episode01|IOSでできること&歯科技工士の声
IOS(口腔内スキャナー)が変える、これからの歯科診療
はじめに
近年、歯科診療の現場ではデジタル化が急速に進んでおり、口腔内スキャナー(IOS:Intraoral Scanner)を使った「デジタル印象採得」が広まりつつあります。
しかし、
「従来の印象材でも特に不便は感じていない」
「IOSに興味はあるが、導入の決め手が見つからない」
「本当に診療が変わるのか疑問だ」
と考えている先生も多いのではないでしょうか。

従来のシリコン印象やアルジネート印象は、長年歯科医療を支えてきた信頼性の高い技術です。ただ、印象材の変形や気泡の発生、石膏模型の破損、さらには患者さんの嘔吐反射など、日々の診療で避けがたい課題もあります。
こうした課題を解決する一つの方法として、今あらためて注目されているのがIOS(口腔内スキャナー)です。
このシリーズでは、IOSの導入によって診療フローがどのように変化するのか、全3回にわたってご紹介します。
第1回では、IOSにすると変わること、再製・修正が減る理由、歯科技工の現場からリアルな声のご紹介についてお届けします。
印象採得は、まだ印象材で行なっていますか?
【IOSにすると変わること】
- 嘔吐反射が強い患者さんでもラクになりやすい
- 印象材トラブル(気泡・変形)を減らせる
- スキャン後すぐにデータを共有でき、ラボとの連携がスムーズ
- 模型保管が減って院内がスッキリ
- 3D画像を見せながら説明でき、患者さんの納得感が上がる

【再製・修正が減る理由】
- スキャン中にリアルタイムで精度を確認できる
- データは不変。輸送・保管中の変形はゼロ
- AIが死角・撮り漏れを自動検出して教えてくれる
- ラボとデータを共有し、リモートで確認・修正できる
【歯科技工の現場からのリアルな声をご紹介】
口腔内スキャナーによって歯科技工の現場はどう変わったか?
DSデンタルスタジオ株式会社 技工部架工課 課長 櫻井英規さん(歯科技工士)
従来の印象では、歯科医院から印象が届いたら石膏を注ぎます。印象に不備がある時点で歯科医院の先生に確認を入れますが、お忙しいこともあり、「とりあえず石膏模型にしてから判断して」と言われることがあります。石膏を注いで硬化後に外してみるとやっぱり印象不良だった、なんてことも。この時に使用した石膏と印象材は無駄になってしまいます。
IOSでは、同じ画面を先生と共有できるので、ご納得いただいてから再度スキャンしていただけます。
また、石膏模型がないので、模型作りにかかる時間を減らせることは、歯科技工士の労働環境の改善にもつながっていると思います。
現時点ではまだ課題があります。そのひとつがバイトです。送っていただいたIOS画像には、咬合が噛み込んでいるものも多くあります。CAD上で修正をすることもありますが、歯科技工士の判断で行う修正なので、それが正しいのかどうかは、補綴物を口腔内にセットする時にしか分かりません。
まだ、石膏模型からIOSへの移行期だと思っていますので、さらなるIOS普及が今後進んでくると期待しています!

次回予告
第2回では、DSデンタルスタジオがお勧めする口腔内スキャナー「Aoralscan Elite」のご紹介と、歯科医療現場からのリアルな声をお届けします。
口腔内スキャナーデモ付き無料相談会 実施中
「実際の操作感を確かめてみたい」
「現在の診療スタイルに合うか相談したい」

そのような先生方に向けて、Aoralscan Eliteの実機デモ付き無料相談会を実施しています。
実際にスキャンを体験しながら、院内での活用方法やラボとの連携方法についてご説明いたします。
無理な営業は一切ありません。まずはお気軽にお問い合わせください。
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